

五島列島で獲れた寒鯖を、職人の巧みな包丁さばきでお寿司のネタに。ふっくら炊きあがったシャリと合わせ、みずみずしい緑の柿の葉で包めば、目にも鮮やかな柿の葉すしのできあがりです。
荒波さかまく五島列島西沖で獲れた旬の寒鯖。柿千では、柿の葉すしに適した、ほどよく脂ののった上質な寒鯖を厳選して仕入れています。
三枚に下ろした鯖に、たっぷりの赤穂の天然塩で塩打ちし、重石をのせてしっかりと塩漬けします。これにより、余分な水分とくさみが抜け、旨さが凝縮されて、身の中に酢がしみやすくなります。
水洗いして、鯖の表面に付いた塩を落とします。
秘伝の合わせ酢に鯖を漬け込みます。このまま冷蔵庫で一晩じっくり寝かせます。
一本一本骨抜きをし、薄皮を丁寧に剥ぐと、鯖の美しい模様が出てきます。脂肪がのっているので、皮がきれいに剥けます。再び1日寝かせます。
柿の葉すしの大きさにスライスして、ネタの準備ができました。
お米は、甘みと粘りの強い上質な「伊賀米コシヒカリ」。シャリは北海道産山出し昆布を入れて、ふっくら炊きあげます。天候や気候によって、シャリの炊き時間も微妙に加減しています。
炊きたてのごはんを特大の飯切り(寿司用の浅い木桶)に移し、千鳥酢で作った合わせ酢ですばやく酢合わせします。余分な水分がとび、ふわっふわっと空気を含ませ、おいしい酢飯ができあがります。
酢飯を十分に冷ましてから、木型を使って柿の葉すしの酢飯を押していきます。きれいな形に型押しされた酢飯の上に、秘伝のたれをつけた鯖をのせておすしができました。
いよいよ柿の葉の登場です。一つ一つ丁寧に柿の葉に包んでいきます。5、6月の新緑の季節に採った葉を塩漬けにしたもの。契約農家にて、農薬をできるだけ抑えて育てたみずみずしい柿の葉で包むことで、魚と酢飯はしっとりと潤いを保ちます。葉はもちろん無着色です。
できあがった柿の葉すしを大きな木箱に隙間なく敷き詰めて、重石で押します。魚の旨味がご飯にしみこんで、さらに美味しさを増した柿の葉すしのできあがりです。
お客様に喜んでいただけるようにと、心をこめながら丁寧に箱詰め包装をします。柿千の「柿の葉すし」は、このように一つ一つ手創りで丁寧に創られています。